日本的なもの
最近、武士道や能楽といった日本文化の本が面白い。
![]() | 葉隠入門 (新潮文庫) (1983/01) 三島 由紀夫 商品詳細を見る まず、葉隠であるが、「武士道といふは、死ぬ事と見つけたり」の一句で食わず嫌いであった。 しかし読んでみると、「若いうちに出世はしてはいけない」「芸事に上手といわれる人はなんの役にもたたない」「若いうちは苦労があったほうがよい」「上役にけむたがれるようであれ」といったサラリーマンの処世術的な要素が強い。面白い。 |
![]() | 風姿花伝 (同時代ライブラリー―古典を読む (272)) (1996/07) 馬場 あき子 商品詳細を見る |
世阿弥の芸術論は、人生論としても読み取れる。
「一切の事に序破急あれば、申楽もこれ同じ」
「物まねに、似せぬ位あるべし」
「男時・女時とてあるべし。これ力なき因果なり。」
「秘すれば花なり、秘せず花なるべからず。」
「時分の花をまことの花と知る心が、真実の花に猶遠ざかる心也。」
「若、此時分に、天下の許されも不足に、名望も思ふ程なくは、いかなる上手なりとも、未だまことの花を極めぬ偽手と知るべし。」
身に沁みる言葉である。


